【手続きゼロでもOK？】引っ越し代行の開業に必要な届出・許可・資格まとめ

こんにちは。
突然ですが「引っ越し」って、実は“人生の節目の代表選手”みたいな存在なんです。
それをそっと支える仕事が、引っ越し代行。

でも、これを“仕事”として始めるには、何が必要なんだろう。
じつは、**手続きが山ほどあるんじゃ？**と、思ってしまう人もいるかもしれません。
だけど、それが意外とシンプルだったりもするから、おもしろい。

「引っ越し代行」とは、どんな仕事なのか

まずは、言葉の確認から。
引っ越し代行というのは、読んで字のごとく「誰かの引っ越しをお手伝いする仕事」です。
ただし、法律上の定義では「運送業」に分類されることもあるので、白ナンバー（自家用車）で“荷物だけを運ぶ”のは、ちょっとグレーなことも。

そのため、多くの個人事業主さんは、「荷造り」「片付け」「梱包のサポート」「高齢者の引っ越し付き添い」など、いわゆる“運送を含まない業務内容”を中心に代行しています。

つまり、「持てる範囲」「できる範囲」の便利なお手伝い。それが、この仕事のいちばんの特徴かもしれません。

じっさい、資格や許可は必要なの？

これ、よく聞かれます。
「なにか資格がいるんですか？」って。

結論から言うと──
荷物を運ばないなら、特別な免許や許可は不要です。

つまり「軽トラで荷物運搬を請け負う」ようなケースでない限り、
・開業届を出して、
・屋号を決めて、
・ちょっとした道具（養生テープとか）を揃えれば、
それだけでフリーランスとして始められるわけです。

もちろん、正式な運送業者になるなら、貨物運送事業の登録や車両の制限など、法律的なハードルは出てきます。
でも、「あくまで補助作業」にとどめれば、十分にやれる世界です。

どんな人が向いているかというと

たとえば──
・便利屋や何でも屋として独立を考えている人
・「副業でもできるビジネスは？」と探している人
・体力はあるけど、初期資金があまりかけられない人

そんな人たちに、引っ越し代行の開業はぴったりです。
そして、女性や高齢者向けに“ちょっとしたお手伝い”を展開するサービスも、いま増えています。

ちなみに、実際の開業パターンとしては──

• 便利屋の一部業務としてスタート
• 「個人」の小さな代行サービスから立ち上げ
• SNSやチラシで地元集客しながら徐々に法人化

といった流れが多く、いわゆる“ドカンと企業”しなくてもじわじわ育てるビジネスとして成り立っています。

それって、ほんとに儲かるの？

もちろん、「ラクして儲けよう」と思えば、ちょっと違うかもしれません。
でも、1日2〜3件の送迎・作業をこなすことで、
1ヶ月で10〜30万円程度の売上は現実的です。

つまり、中小企業に就職しなくても、
自分のペースで経営する道があるってこと。

そして、これは大事なことですが──
「契約書の書き方」「トラブル対応の仕方」など、最初に少しだけノウハウを押さえれば、成功率はぐっと上がります。

最後に。はじめるって、なんだか、いい。

きっと、いろんなことに「意味」を求めたくなるときがあると思います。
「起業って、なんのためにするんだろう？」とか。
でも、はじめてみてわかることも、たくさんあります。

大げさに会社設立しなくても、
小さな「やってみたい」が、
ひとの役に立つ“サービス”になる。
それが、引っ越し代行のいいところです。

📦 「必要とされるって、 なによりの資格かもしれません。」